ヘリテイジ・・・伝統の継承
「料理を作る」ということを生業とするようになり、
随分と月日が過ぎました。
これまでも様々な料理を考案し、
沢山のお客様にお届けて参りました。
それは、大切な人たちの大切な記念日の料理であったり、
御祝いの席を盛り上げるための料理であったり。
その都度、常にその場にふさわしい料理は何か?
どのように調理して、どのタイミグでお届けするのがベストか?
新しい料理を創作したり、試行錯誤し続けてきました。
そして・・・
最近、少し立ち止まって考えたこと。
「ヘリテイジ・・・伝統の継承」ということ。
少人数専門ウェディングというかたちで結婚式を行っている弊社。
料理に関しても、結婚式そのもに関しても、
立ち上げの時から常にいろいろ考えてきましたが、
これからの結婚式業界どうなっていくのかな?と思ったとき、
この言葉に辿り着いたのです。
この言葉は、私個人的に好きな車であったり時計であったり、
そういったモノ作りの中でも最近感じることです。
最新技術を駆使し、
どんどん最先端のモノが世の中に生まれては消えていくなか、
昔からあるモノ・伝統的なモノや技術を
継承していくことの大切さを
切実に感じることが多くなってきました。
そして、そんな中で改めて「これだ!」と感じたものが
宮崎駿監督の「風立ちぬ」の名シーン!
二郎と菜穂子の婚礼の儀。
介添人の夫妻がお互いに口上を述べる場面が、
何とも言えず心にグッと染みます。
この二人のシンプルな結婚式は、おそらく多くの人が
引き込まれたのではないでしょうか!?
本当にいろいろ考えさせられる場面で、
宮崎監督作品は奥深いです!
「結婚式」とは、本来こういうものなのかもしれない。
私も結婚式に携わる料理人として、改めて原点に返り、
伝統を継承していきたいと思います。
車、時計に続き、映画の話題も語り出すとなかなか止まらない(笑)
料理のお打ち合わせ等の際には、是非、気軽に声をかけて下さい。
厨房・加藤