四季を楽しんだり、
節句をお祝いしたり、
日本の伝統を感じる行事は沢山ありますが、
「結婚の儀」というのも、
やはり古くから受け継いできた大切な節目となる儀式。
改めて、そう感じる特別な一日でした。
桃の節句も一緒にお祝い。
現代ではすっかり女の子のお祭りとして定着していますが、
本来は男女問わず、春を喜ぶ日。
そして無病息災を願う行事でもあったようです。
一針ずつ心を込めて仕上げたつるし雛は
愛情いっぱい手仕事の極み。
新郎のお母様からのお気持ちです。
お二人の思い出もさりげなく飾られた素敵な空間は、
ご両家「初めまして!」の挨拶から、
すぐに話題も膨らみ和やかな時間となりました。
リングスタンドは新婦手作り
柔らかな春の陽ざしに包まれて幸せいっぱいの時間と空間。
結婚式のテーマのひとつ
「茶の湯」
お茶の先生でいらっしゃる新郎お父様による、
お点前にて夫婦固めの儀を致しました。
結婚式では一般的に
お神酒で夫婦固めをする三々九度の儀式がありますが、
お二人ならではの人前結婚式が叶いました。
道具を大切に扱うこと、
ひとつひとつの所作を丁寧に行うことが、
それを手に取ってお茶を飲む人を大事にするということに
繋がっていきます。
そしてゲストの皆様にもお抹茶を愉しんでいただきたいという
新郎新婦の願いから、
お食事の結びにはお抹茶が振舞われました。
ひな祭りが描かれたお茶碗や、
おめでたい柄のお茶碗もあり、
お祝いの席を、より一層盛り上げます。
お二人共通の趣味である登山をイメージした
ウェディングケーキが会場内に登場!
お二人はもちろん、ゲストの皆様にも、
山頂からの絶景を見ているような最高潮の気持ちを
味わっていただけたのであれば嬉しいです。
茶道が由来といわれている「一期一会」
「人と人との出会いは一生に一度のものと思い、
相手に対して最善を尽くす。」
夫婦という大切なパートナーとして
出会えたことに感謝。
春の日の喜びを
キュッと掌に握りしめて歩み出そう!
2021,March. Kさん&Tさん