コロナ禍のドラマティックウェディング!
結婚式に携わって25年余り・・・
私は司会者として、プランナーとして沢山のお客様の人生に感動してきた。
生まれてから結婚式を迎えるまでには人それぞのストーリーがあって、それぞれの人生に改めて感謝し、夢を持つことができる結婚式がは大好きだ!
今日のブログはコロナ禍で一時は諦め、悩み、その果てで結婚式を実現した2つのカップルをご紹介したい。
表千家の師範の父を持つ新郎の和人前式。
私は司会を務める事となった。
三々九度は、師範であるお父様が点てた「お濃茶」を新郎新婦が頂く。
もちろん茶碗・袱紗の使い方など お茶を頂く作法で召し上がる。
お茶を嗜むお家柄では、季節のお花を飾る。
今回は、三々九度の夫婦固めの儀をお父様の点てるお濃茶で固めの儀を行った。
お茶は準備から片付けまでをお点前という。(はじめてきちんとしたお点前を受ける事ができたのではないかな?)
お濃茶を交されるまでのお点前の時、私は「千利休」の茶の心得を語った。
千利休が説く茶道の心得とは「四規七則(しきしちそく)」
四規とは、和敬静寂の精神。
「互いに仲良く・互いに敬い合い、心の清らかさとどんな時にも動じない心」
七則とは、心を込める。本質を見極め、季節感を大切にし、命を尊び、ゆとりをもち、柔らなな心を持って互いに尊重しあう」
という事らしい。
茶の心得を私は 初めてに近いくらい無知で、この結婚式の司会をお引き受けしたで改めて茶道を学んだ。
茶道の心得は、本来の人の心得を説いたものではないかな?
千利休の説く「四規七則」と、結婚式で説かれる「キリストの聖書」は、国は違うが、人道を語ったものであろう。
コロナ禍で延期を余儀なくされたお二人には、新しい命も誕生して 3人でお披露目することとなった。
これもまた受け継がれるストーリだ。
、
会食会では、ゲスト全員にお父様がお茶を点て、新郎新婦がお茶とお菓子をもてなす。
和敬静寂を取りいれた、厳かな披露宴。
・・・なのに、家族と親族の温かさが会場一杯に広がる 素晴らしい結婚式だった。
そして 次ぎは、私が新規の接客をさせて頂いたりょうさん・みなみさん。
ハワイ挙式を予定していたが泣く泣く諦め、沖縄挙式に変更したら沖縄も感染拡大で
日々 コロナという感染病を恨んで泣いたという。
海外挙式のために購入していたウェディングドレスとタキシードデザインは互いにお目どうりは初めてたった
だから「ファーストミート」の瞬間のりょうさんとみなみさんの涙がたまらなく愛おしかった。。。
2020年から2021年に結婚式を予定していたカップルには、色々な思いが詰まっている。
逆境を超えて行った結婚式も後から語る事の出来るストーリかもしれないね。
だから、幸せになろ!